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大腸内視鏡検査 少しでも楽に受けるために(後編)~当日の対策~ [出来事]

 当日は朝の9時くらいから指定の下剤を飲みます。下剤といっても一般的な錠剤とかではなく、粉末状の「ニフプラス」というものを水2リットルに溶かして飲むのです。そのため粉末もかなりの量です。2リットルといえば大きなペットボトル1本に相当します。これだけの量ですからもちろん一気には飲めません。2時間くらいかけて飲みます。気になる味はポカリスエットに似た味で、味だけを見ると飲みやすい味です。まずこれを200~300mlくらい飲んだあたりで便意を感じてきますのでトイレに入ります。
 さて、はじめのうちは飲める下剤なのですが、やはり下剤だけあって体への吸収が非常に悪いのです。ポカリスエットは体にすぐに吸収されるのですが、ポカリスエットに似た味のこの「ニフプラス」という下剤は体に吸収される様子なく、ひたすら胃や腸に溜まっていき、排便に導いていきます。そのため、飲み進めていくと胃腸の膨満感や胸焼けのようなものを感じ始めます。そして飲むのが苦しくなってきます。ひたすら水を体に押し込むという感じです。これを少しでも和らげる対策としては、便意を感じたらすぐに排便することです。胃腸に水が溜まっていくため苦しくなるのですから、溜めずにできるだけ早く排便することが必要だと思います。胃腸に溜まった下剤という水をできるだけ早く排泄すれば、また続けて下剤が飲みやすくなります。私は最初のうちはできるだけトイレに入る回数を少なくしたかったため、下剤をかなり飲むまで我慢していましたが、膨満感や胸焼けが苦しくなってきたため、途中からこまめにトイレに行くようにしました。それと、こまめに普通の水を飲むこと飲むことが大切です。下剤という水を飲んでいるのですが、これはそのまま排便に使用されるので、体にとっては水分摂取にはならないようです。ただでさえ、排便時には体の水分が排出してしまうのに、下剤で強制的に水分を排出してしまうため、下剤とは別に水分摂取が必要になります。ですので、私は下剤を飲みながら普通の水を飲んでいました(清涼飲料水やコーヒーなどは飲んではいけません)。一見、下剤と普通の水で胃や腸が水でパンパンになってしまいそうな気がしますが、排便で失われた水分を普通の水で補う為に、逆に体にとっては楽なのです。
 このようにして下剤を飲みながら何度も排便し、最終的には透明感のある水だけが排出されるようになります。もはや、飲んだ下剤という水がそのまま排出されているように感じます。実は前回受けたときは、全部を飲みきれませんでした。自宅でも飲みきれず、医療機関にも持っていきましたが結局飲みきれませんでした。それでも十分水だけが排出されている状態になったので検査を受けることができました。そのためこのたびは前回より1時間程早めに飲み始めました。そのため飲みきることができましたが、もっと早めに飲み始めればよかったと感じます。

 そしていよいよ医療機関に向かうのですが、徒歩や自転車で数分程度で行けるところにあるならよいのですが、私がかかっている医療機関は電車で行かなければならず、駅までの時間や乗り換えも含めると1時間近くかかります。この行く途中で排便したくなることも十分に考えられます。実際前回は途中でトイレにこもることになったのです。途中での排便をできるだけ避ける対策としては、できるだけ早く下剤を飲み干し、できるだけ自宅で下剤という水を排出してしまうことだと思います。腸の中に下剤が溜まったままだと、行く途中でも排出したくなります。前回は自宅で飲み干すことができず、行きの電車の中でも飲みながら行ったので途中でトイレに行きたくなるのは当然のことですね。今回は自宅で飲み干すことができたのですが、飲み干してすぐに出発しないといけない時刻になっていましたので、途中でトイレに行きたくなる不安がありましたが、なんとかトイレに行かずに済みました。ただ医療機関に着いてからは2回ほどトイレに行きました。

 こんな感じで検査を受ける前もかなりしんどいのです。もう一度私なりの対策をまとめてみます。

(1)検査時期は、急を要する場合を除いて、体力の消耗が激しい夏は避ける。
(2)空腹に弱い場合は、前日の昼食近くまで間食する。ただし、これは私の勝手な判断ですので「自分は消化が早い」と思う方が自己責任でお願いします。おそらく医師がこれを読むと怒るでしょう。
(3)前日は疲れやすい仕事は避ける。できれば前日は休む。ただ、当日も1日がかりになるので、2日間休めない場合は、前日か当日が仕事が休みの日になるように検査日を設定し、もう1日は休暇をとる。
(4)当日は、便意を感じたらすぐに排便し、胃腸内に下剤を溜めない。さっさと出してしまう。
(5)こまめに普通の水を飲む。
(6)下剤を2リットルも飲みきる自信がない場合は、早めに飲み始める。9時くらいから飲むようにと言われるが、7時くらいから飲んでも良いと思う。
(7)できるだけ早く下剤を飲み干し、できるだけ自宅で下剤という水を排出してしまう。そのためにも早めに飲み始める。

 以上のような感じですが、お役に立てば幸いです。

 ところで検査結果ですが、異常はありませんでした。通常、小さなポリープ程度ならその場で切除してしまうのですが(カメラの先には切除器具が付いているようです)、ポリープもなくほっとしています。このところ体によくない生活を送っているのですが、検査に異常がなく健康に感謝です。



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